Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第2章 エピソード1
もちろんショップや遊ぶ為の場所は私の地元にもたくさんある。

潰そうと思ったら時間なんていくらでも潰せる。

それなのに電車やバスでわざわざ時間とお金を掛けてこの繁華街に来るには理由があった。

この街には私の住む街には無いものがあるから。

なぜかこの街に来ると胸が高鳴った。

地元とこの街で同じ事をしても、この街にいるってだけで何倍も楽しく感じた。

この街には朝も昼も夜もない。

人の流れが途絶えない。

その時間帯で雰囲気を変えながら人を集める街。

そんな街に私は魅了されていた。

そしてこの街にいる人達はみんなが輝いているように見えた。

世間知らずな田舎者の私はこの街に住めば自分も輝けると信じて疑わなかった。

高校を卒業して2年間

私は必死で働いた。

小さな建設会社で事務員をしながら夜と週末はファミレスとコンビニを掛け持ち。

その間はこの街に来る事も我慢した。

お金が貯まったらこの街に住める。

そしたら、『私も輝けるんだ』って自分に言い聞かせた。

必死で貯めた全財産を持って両親の反対を押し切り逃げるようにこの街に来たのは一年も前のこと。

その日、繁華街の駅で改札を抜けてすぐに見た光景を私は、はっきりと覚えている。

陽の光がアスファルトに反射して街行く人達が本当にキラキラと輝いていた。

それは近い未来の自分を見ているようだった。

“私も輝ける”って信じていた。
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