Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第6章 エピソード5
「・・その・・・。」

・・てか、何の話だったっけ?

「・・・。」

「・・なんでしたっけ?・・・。」

「は?」

冷静さが完全に吹っ飛んだ私の頭は既に思考能力も吹っ飛んでしまっていた。

正面からはマサトさんが不思議そうな表情で私を見つめ、

背後からは突き刺さるような幾つもの視線を感じる。

居心地の悪さが頂点に達した私の頭に唯一浮かんだ言葉。

“逃げた方がいい!!”

なにがなんだか理解できない状況で頭の中に鮮明に浮かんだ言葉に

私の身体は珍しく素直に動こうとした。

・・動こうとしたけど、私の身体が動くよりも先にマサトさんの身体が動いた。

くるりと半回転して走り出そうとしていた私に伸びてきた大きな手。

その大きな手は、私の左側から伸びてきて、

左肩を通り過ぎ右肩を掴んだ。

周りの人から見たら、マサトさんが私の肩を抱いているように見えるかもしれないけど・・・。

実際は逃げようとした私に気付いたらしいマサトさんが私を捕獲しただけだった・・・。

その証拠にマサトさんが私の耳元で囁いた。

「・・なに、逃げようとしてんだ?」

「・・・!!」

行動を読まれて固まっていると

『マサト!!こんな所でイチャ付いてんじゃねぇぞ~。』

背後から声が聞こえてた後に湧き上がった笑い声。

・・いや・・・。

全然イチャ付いてないんですけど・・・。

何をどう見ればそう見えるのかは全然分からないけど。

全くもって甘い感じなんかじゃないのに・・・。

むしろ緊張感漂う厳しい状況なのに・・・。
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