Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
Shine~Masato & Hina story~ 第6章 エピソード5
忙しくても暇でも時給は同じ。

そう思うとこの忙しさの中でバタバタと走り回っている事さえバカバカしく思えてしまう。

だけど、そんなことを思っていても口には決して出してはいけないことが分かっている私は疲れを笑顔で隠していた。

『ヒナちゃん、遅くなってごめんね。上がっていいよ。』

店長の言葉が天使の声に聞こえた。

まだ、勤務時間が残っている他のバイトの子達の羨ましそうな視線が気になるけど・・・。

体力の限界をとっくに越えている私は、最後の力を振り絞って笑みを浮かべた。

「お先に失礼します。」

『お疲れ様~。』

その言葉に見送られて私は受付カウンターを後にした。

スタッフルームで制服から私服に着替えて、もう一度だけ明日のシフトを確認してから

私はフラフラとスタッフルームを後にした。

スタッフ専用の出入り口を出て、細い路地から繁華街のメインストリートに向かって歩く。

あれだけお店が忙しかっただけあって、繁華街にはいつにも増してたくさんの人が溢れていた。

どんなに疲れていても、夜の繁華街はワクワクする。

楽しそうな笑顔と笑い声を聞いているだけで、私まで楽しい気分になってしまう。

メインストリートに出ると、カラオケボックスの入り口にはたくさんの人がいた。

お店から出てくる人達。

お店に入ろうとしている人達。

その人達に声を掛けている人達。

ただそこに溜まっている人達。

まだまだお店が一段落つくことは無さそうだ。

「・・みんな、頑張って!!」

私は小さな声で店内を走り回っているであろうバイト仲間達を応援した。

31
最初 前へ 28293031323334 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ