Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第6章 エピソード5
明日にでも店長に相談してみようかな。

アルバイトだからどうにかならないかな?

私はシフト表を元の場所に戻した。

パンを食べ終わりオレンジジュースを一口飲んで辺りを見渡すと目に付いた山積みの雑誌。

ロビーの待合い席に置いてあった雑誌。

これは先月号だから最新号と取り替えたんだろう。

私は、その山積みの雑誌の一番上にあった雑誌を手にとった。

表紙を見た瞬間、私は後悔した。

・・自爆しちゃった・・・。

きっと、ここで雑誌を元の場所に戻せば良かったのに・・・。

私の手は言うことを聞いてはくれなかった。

止まることなくページを捲ってしまう。

たくさんの洋服やアクセサリー、そして靴が並んでいる。

厳つい顔のモデルさんが鋭い眼付きでこっちをみていた。

その眼がマサトさんの眼と重なった。

『ヒナ。』

低い声が頭の中に響く。

『明日、ハンカチを持って行くから。』

昨日マサトさんが言った『明日』は今日の事。

会える訳がないのに・・・。

約束とは言えない約束なのに・・・。

期待している私がいた。

・・バカみたい。

期待してどうするの?

名前しか知らないのに・・・。

よっぽどの偶然か奇跡がおきない限り会えるはずがないのに・・・。

私は雑誌を閉じて元の場所に戻した。

時計を見ると21時20分。

そろそろ仕事に戻らないと・・・。

私はパンの袋とペットボトルをコンビニの袋に入れて、それをゴミ箱に捨てた。

後半も頑張ろう!!

私は気合いを入れてスタッフルームを後にした。

週末のカラオケボックス。

こんな深夜に人はどうしてここを訪れるのだろうか?

余りにも忙しくてテンパった私はそんな疑問を抱いてしまった。

グループから店の経営を任されている店長や幹部クラスの従業員は、この忙しさが嬉しいようで満面の笑みを浮かべて走り回っている。

・・だけど・・・。

私達バイトのメンバーは次々に訪れ絶える事のない人の波にぐったりと疲れ交じりの笑みを浮かべる事しか出来ない。

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