Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
Shine~Masato & Hina story~ 第6章 エピソード5
暗い闇の中。

なにも見えない私は不安で仕方がない。

足元も周りも全く見えない。

でも、唯一私が歩けるのは誰かが私の手を引いてくれているから。

・・一歩、一歩・・・。

私は恐る恐る、足を踏み出す。

・・何処へ行きたいのか・・・。

・・何処へ行こうとしているのか・・・。

自分でも分からない。

・・だけど・・・。

私は立ち止まる事が出来ない。

・・なぜか・・・。

立ち止まっちゃいけない気がする。

真っ暗な視界の中、気持ちだけが焦る。

早く前に進もうと焦れば焦る程・・・。

・ ・足がもつれそうになる。

・・見えない壁にぶつかりそうな気がする。

・・足が重く感じる。

唯一、私が歩ける頼みの綱である手。

その手がふと消えた。

一気に広がる不安感と絶望感。

・・もう、歩けない・・・。

そう思い立ち止まろうとした瞬間、私は再び誰かに手を掴まれた。

視界はさっきまでと変わらず真っ暗なまま・・・。

でも、私を引っ張る手はさっきまでの手とは違った。

さっきまでの手よりも大きくて、温かくて、力強い。

不安感と絶望感が大きな安心感に変わって行く。

恐る恐る足を踏み出していた私が、今は当たり前のように前へ進む。

暗闇の世界に微かに光が射した。

前を歩く人の顔を光が照らし出そうとした瞬間・・・。
27
最初 前へ 24252627282930 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ