Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第15章 エピソード14
絶対にやらないといけない事があれば渋々でも本を閉じるんだろうけど

今の私にはそれがバイトくらいしかなく・・・。

気を失うように眠りに落ちるまでマンガを読んでいる私は、重度の寝不足気味だったりする。

最早、現実逃避の為に本を読んでいるのか

純粋に物語を楽しみたいのかさえ分からなくなっているけど・・・。

とにかく物語の世界に浸る時間が急激に多くなってしまった。


私は手に持っていた単行本を開き

それを読みながら

昼食の菓子パンをかじった。

◆◆◆◆◆

バイトを終え、足早に家へと向かう。

今日も繁華街はたくさんの人で賑わっていた。

すれ違う人達の楽しそうな笑顔を視界に入れないように

私は俯き気味にメインストリートの端を歩く。

耳にはヘッドホンを付け、大きな音量で音楽を流している。

完全に繁華街の音を遮断していると

偶に自分がどこにいるのか分からなくなる時がある。

完全に孤立した気分になる時もある。

それでも私はこのヘッドホンと俯き気味で足早に歩くことはやめられなかった。

どこにいるのか分からなくなるよりも

一人孤立してしまうよりも

私は想い出してしまうことの方が怖かったから・・・。
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