Shine~Masato & Hina story~
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発行者:桜蓮
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第15章 エピソード14
◆◆◆◆◆

久々に風邪をひいて寝込んでしまった私。

すぐ良くなると思っていたけど・・・。

実際はそんなに甘くなかった。

結局、3日間もバイトを休む羽目になってしまった。

1日目の夜に一度は下がったはずの熱が

2日目の朝にはまたあがっていた。

その日は熱を計る度にあがっていて、夕方には39度代に突入してしまった。

さすがにヤバいと思ったけど、トイレに行くだけでも精一杯だった私には

いくらマンションの隣に病院があるとは言っても1人で行くのは無理だった。

寝てるのか起きているのか・・・

意識が朦朧としていて自分でもよく分からなかった。

認識できない時間が淡々と過ぎていく。

そんな中、チャイムの音を聞いたような気もする。

それが現実か・・・。

夢なのか・・・。

それすらも分からないんだけど・・・。

完全に意識が覚醒したのは3日目の夕方近くだった。

目が覚めて、しばらくぼんやりと白い天井を眺めていた私は

「・・・お店に連絡しないと・・・」

ケイタイを掴んだ。

力の入らない指でボタンを操作し、ケイタイを耳に当てる。

数回のコールが鳴った後、聞こえてきたのはやっぱり店長の声だった。

少し掠れた声で

「お疲れさまです」

そう告げると

『ヒナちゃん、大丈夫?』
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