Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第14章 エピソード13
そんな事を考えてしまった。

しばらく、ぼんやりとマサトを眺めていた私は

はっ!!ダメじゃん!!

ふと我に返った。

なんで見惚れてんの!?

マサトは制服を着てタバコを吸ってるんだから、ここはピシっと注意してあげなきゃ!!

マサトの周りを通る大人達は、マサト達と関わりたくないのか、注意をする人はおろか声を掛けようとする人すらいない。

とりあえず、マサトに声を掛けたら一番最初にその事を言おう!!

私は妙に意気込んでいた。

その時だった。

マサトの左側に女の子が立った。

その女の子の両手が、マサトの左腕に絡み着く。

毛先を緩く巻いているミルクティー色の長い髪。

マサトの隣に立っても見劣りしない長身。

短いスカートからスラリと伸びた細くて長い足。

夜だからはっきりとは分からないけど、それでもネオンと車のライトに照らされた彼女の顔はとても整っているように見えた。

可愛いと言うよりは綺麗な感じ。

彼女もまた制服を着ていなかったらマサトと同じように高校生には見えないような大人びた風貌だった。

綺麗な顔がマサトを見上げ色っぽい笑みを見せる。

何かを言う彼女の言葉を聞き逃さない為か、マサトは少しだけ腰を曲げ

彼女の口元に耳を寄せた。

そんな2人を見た、私の心臓は大きく飛び跳ねた。

全身から血の気が引いていくような感覚。

手足の指先が冷たくなっていき、寒くもないのに身体が小刻みに震える。

背筋には冷や汗が流れた。

無意識のうちに固く握りしめた手。

これ以上、その光景を見ていたくなくて私は視線を逸らした。

俯いた私の視界に映るのは自分の身体。

近所のコンビニに行くだけだからと何も考えずに着たのはお世辞ににもお洒落とは言えない部屋着。

髪の毛だってセットしていなくて、ゴムで無造作に1つに纏めているだけだし・・・。

熱を出して汗を掻いたのにシャワーすら浴びていない。

しかも今日はヒールのある靴さえ履いていない。

自分の格好がとても惨めに思えた。

・・・良かった・・・。
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