Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
Shine~Masato & Hina story~ 第14章 エピソード13
「はい」

『お大事に』

「ありがとうございます」

店長が言ってくれた“お大事に”って言葉に涙が出そうになった私は相当弱っているらしい。

ベッドの上で正座をしていた私は、店長には絶対に見えないのにペコペコと頭を下げながら終話ボタンを押した。

ケイタイを膝の上に載せた私は、大きく息を吐いた。

バイトを始めて、初めて病気で休んだ私は当日欠勤の連絡をしたのも初めてで…。

予想以上に疲れてしまった。

…あっ…マサトにも連絡しなきゃ…。

そう思った私は、再びケイタイを握った。

メールにしようか、電話にしようか散々迷った私は、壁に掛けてある時計に視線を向けた。

15時23分。

メールだと余計な心配を掛けてしまう。
マサトの事だから必要以上に心配するに決まっている。

だから電話で『全然平気』って事を伝えなきゃいけない。

電話を掛けるにしても、中途半端な時間。

授業はもう終わっただろうか?

そう思ったけど、マサトは以前『山神の生徒に授業を真面目に受ける奴はいない』と言っていた。

だったら今、電話をしても大丈夫かもしれない。

…まぁ、忙しいならケイタイは取らないだろうから、その時はメールを送ればいいか。

そう考えた私は、電話帳からマサトの番号を探した。

いつもはメールばかりだから、これが初めての電話になる。

そう思うと緊張感に包まれた。

熱がある所為なのか

緊張している所為なのか

ケイタイを握る手が汗ばんでいる。

微妙に震える手で発信ボタンを押し、ケイタイを耳に当てる。

耳に飛び込んでくるのは聞き慣れている呼び出し音じゃなくて、流行の曲だった。

135
最初 前へ 132133134135136137138 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ