Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第14章 エピソード13
瞼を開くとそこにあるのは見慣れた天井に壁。

真っ白いそれらは、カーテンの隙間から入ってくる光に照らされて

より一層、白く輝いていた。

いつもならすっきりと爽快に目が覚めるのに

今日は違った。

ズキンズキンと痛む頭。

異様に火照った身体。

全身を包む倦怠感。

この不快な感覚の原因に気付いた私は、サイドテーブルの引き出しから体温計を取り出した。

それを脇に挟んで、待つこと数分。

その数分の間にも私は浅い眠りの中に引きづり込まれそうになっていた。

電子音によって現実に引き戻された私は

体温計をみて大きな溜息を吐いた。

38度5分

「・・・ヤバイ、風邪ひいちゃった・・・」

私は、滅多に体調を崩す事は無い。

元気だけが取り柄だと言っても過言ではないし

学生時代は病気で休んだことなんて殆どない健康優良児だった。

そんな私だからこそ、熱を出したりしたら一大事になってしまう。

微熱程度でもグッタリしちゃうのに、38度5分なんて熱は私の中では超高熱だと認識されてしまう。

「…ヤバイ…ヤバイ…」

完全にパニック状態の私は、大してヤバくもないのに譫言【うわごと】のようにそればかりを繰り返していた。

と…とりあえず、今日はバイトを休もう。

そう決意した私は、ケイタイを掴むとバイト先に連絡をした。

電話口に出たのは店長だった。

体調が悪い事と休みたい事を伝えると店長は快く承諾してくれた。

『もし、明日も出勤出来そうになかったら明日の朝にでも連絡してくれる?』

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