Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第13章 エピソード12
「言った?な…なにを?」

「山神には授業を真面目に受ける生徒なんていねぇって」

「う…うん」

「それは俺も含めてってことだ」

「はい!?」

「だからそこは全く問題じゃねぇ」

「は!?」

「それに昼間は山神、夜はこの繁華街が俺の生活圏内だ」

「え!?」

「だから、夜にお前の送り迎えをすることで俺の生活ペースが崩れることもねぇ」

「…」

「な?なんも問題ねぇだろ?」

「…」

次々と発されるマサトの言葉に私は

最早、口を噤むしかなかった。

問題がないとは絶対に言えない。

100歩譲って、私の送り迎えがマサトの生活のペースを崩す事は無いと

そこは納得したとしても

高校生のマサトが何の為に学校に行っているのかと言えば、それは間違いなく勉強をする為であって

その為に授業を受けるのは至極当然の事。

だけどそんな常識も山神の生徒であるマサトには全く通用しないらしい…。

じゃあ、何の為にマサトは高校に行っているんだろう?

そんな疑問が浮かぶが、今、それを尋ねたところで何の解決にもならない気がする。

…っていうか、なんでマサトはこんなに私の送り迎えに拘っているんだろう?

返事すら出来ない私の顔をマジマジと見つめたマサトは、小さな溜息を吐いた後

「なぁ、ヒナ」

「うん?」

「甘えればいいじゃん」

「え?」

「俺は、いやいや送り迎えをする訳じゃねぇーんだし」

「…」

「寧ろ、やりたいって言ってんだ」

「…」

「お前が嫌だとか迷惑って言うならはっきりとそう言え」

「…」

「でも、そうじゃないなら素直に甘えてろ」

「…」

「そうしてくれた方が俺も嬉しい」

…ズルい…。

マサトにそう言われたら、私が絶対に断らない事を

マサトは分かっている。

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