Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第13章 エピソード12
「・・・」

「・・・」

迷惑どころか嬉しくて堪らないんだって

「・・・」

「・・・」

伝えたいくて堪らないのに上手く言葉が出てこなくてそれがもどかしい。

「・・・」

「・・・」

流れる沈黙の時間が苦しくて堪らない。

そんな心苦しい時間を終わらせたのは

「・・・イヤじゃねぇーのか?」

伺うようなマサトの声だった。

自分の気持ちを伝えたいと思っていた私はマサトが発した言葉に飛びついた。

「イヤじゃないっ!!」

本当にその言葉通りに飛びついた私の口調はかなり強くなってしまった。

マサトの言葉は私にとってチャンスだった。

願ってもないチャンス。

☆このチャンスだけは何があっても逃しちゃいけない!!
そんな私の必死さが伝わったのか、マサトは伏せていた視線をあげ、私へと向けた。

まっすぐな視線。

鋭い眼は本音を探るかのように私を見据える。

気を緩めれば逸らしてしまいそうになる視線を私は必死でマサトに向けていた。

マサトの視線に怯んだからなのか

それとも私がそれだけ必死だったからなのかはわからないけど

「…イヤなんかじゃない…」

もう1度口にしたその言葉は微かに震えていた。

私がその言葉を吐き出した瞬間、マサトの鋭い視線がふと緩んだ。

「…そうか」

「…うん」

小さく頷いた刹那、ポケットに入れられていた右手がゆっくりと私へと伸びてくる。

近付いてくる大きな手。

その手が、私の視界いっぱいに広がり

そして、消えた。

同時に頭上に感じるのは、心地いい重みと温もり。

その感覚に私の身体からは力が抜けていく。

全身の力が抜けてしまった私は


「…ヒナ!?」

立っている事さえ出来なくなりその場に崩れ落ちそうになったところを

マサトの腕に支えられた。

「ご・・・ごめん、なんか力が抜けちゃって・・・」

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