Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第12章 エピソード12
ケイタイの液晶にデカデカと表示されている時間は

0時12分

・・・あっ・・・。

もう、日付が変わってる。

この街に引っ越してきて

・・・てか、このバイトを始めてから

日付が変わる時間帯をこのメインストリートで迎える確率が高くなった。

地元にいる時は、朝起きたら日付が変わってるって感じだったけど、こっちに来てからはやたらとその時間帯におきて活動しているきがする。

要は、今日みたいな時間帯のシフトが多いって事なんだけど。

それにしても、みんな元気だな。

メインストリートを行き交う人達は、日付が変わるこんな時間にも関わらず

楽しそうでいきいきとしているように見える。

それは、私の地元では考えられないような光景だった。

私の地元だったら、この時間帯は人通りは少ないし、走っている車だってタクシーぐらいしかいない。

夏祭りとかの時じゃない限り、わざわざ夜に

しかも、こんな深夜に外に出歩こうとは思わない。

そんな土地で生まれ育った私にとって、やっぱりこの繁華街は異質で魅力的なところだった。

考え事をしていたせいで、私は気付くのが遅れた。

「ヒナ」

繁華街に溢れる喧騒の中で、その低くて甘さを含んだ声は私の鼓膜に鮮明に響いた。

その声に誘われるように振り返った私の瞳は即座にその人の姿を捉えた。

高い身長。

長い手足。

男らしい体格。

独特な髪型。

ネオンの人工的な明かりに照らされた整った顔。

一見、鋭く見えるその眼は優しく細められていた。
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