Shine~Masato & Hina story~
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発行者:桜蓮
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第12章 エピソード12
マサトと一緒に食事をしたその日。

マサトが帰ってから後片づけをして、シャワーを浴び、ベッドに入った。

いつも以上にバイトは忙しかったし

怖い男の子達にカラまれて繁華街を全力疾走したりしたし

マサトと一緒にご飯を食べ、お酒を飲んだりしたし

知らなかったマサトの事もたくさん知ったし

そんないつもと違う非日常的な1日に私は自分が思う以上に疲れていたのかもしれない。

ベッドに横になった瞬間に、私は泥沼に引きずり込まれるように眠りに落ち、意識を手放した。

意識を手放す瞬間に

「ヒナ」

私の名前を呼ぶ、低くて甘いマサトの声が聞こえたような気がした。

◆◆◆◆◆

深い眠りから醒めた時、部屋の中には明るい陽が燦々と差し込んでいた。

ぐっすりと眠ったお陰で、身体はもちろん気持ちも清々しかった。

まだ視点の定まらない瞳を擦りながら、枕付近に手を延ばすと

指先に当たるのは、扱い慣れたケイタイ。

それを手に取り、液晶を覗き込んだ私は時間を確認した。

15時28分。

眠りに就くのが遅かったとはいえ、寝すぎたかもしれない。

軽く12時間近くも眠っていたらしい。

・・・寝すぎた・・・。

ベッドの上で手足を伸ばし大きな欠伸をした私は、もう1度ケイタイを覗き込んだ。

画面にはメール1件の文字。

受信ボックスを開いてみると、そのメールはマサトからだった。
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