Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第11章 エピソード10
「だろ?」

そう言って笑ったマサトは私が知っている、優しくて穏やかな雰囲気を纏ったマサトだった。

そんなマサトを見ていると、さっき見たマサトは私の見間違いだったのかもしれないとさえ思った。

今日はお酒も飲んでいるし…。

私は、あんまりお酒に強くないし、自分でも気付かないだけで酔っていてそんな風に見えたのかもしれない。

そんな風に考えて自分を納得させた。

…ううん、違う…。

…納得させたかったのかもしれない。

「それより、ヒナ」

「うん?」

「よく知ってたな」

「何が?」

「山神にトップがいるって話」

「え!? あ…うん」

「…?」

「…それも噂で…」

「噂?」

「うん」

「どんな噂だ?」

「…山神のトップに立つ人は、最早【もはや】人間じゃないって…」

「は?人間じゃない?」

「…うん…」

「それは、確かに100%噂だな」

「そ…そうだよね!?」

「あぁ」

「良かった…山神の噂って全部が噂だと思っていたけど、実際は殆どが真実だったからこの噂も…」

「ヒナ」

「…?」

「俺はどこからどう見ても人間だよな」

「え!? マサト? うん、マサトはどこからどう見ても人間…って、ちょっと待って!!」

「ん?」

「…まさか…」

「うん?」

「山神のトップって…」

「あぁ」

「マサトなの!?」

驚きすぎて、悲鳴に近い声で尋ねた私に、マサトは不敵な笑みを浮かべた。
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