Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第4章 エピソード3
暗闇の中でもはっきりと分かる鋭く冷たい眼。

私に向けられたその瞳が余りにも威圧的で私はその場に座り込んだ。

……腰が抜けてしまった……。

黙ったまま私を見つめるその人とその場に座り込んだまま身動き出来ない私。

……どうしよう……。

……この人……恐すぎる……。

その人は私が今まで関わった事のない人種だった。

繁華街では、決して珍しくない人種。

特に夜の繁華街ではよく見る独特の雰囲気を纏った人達。

太陽が沈むとどこからともなく姿を現し、夜の闇の中で活き活きと活動している人達。

だけど、私には縁がないと思っていた。

生きる世界が全く別だと思って遠巻きに見ていた人種が今、目の前にいる。

その人の眼には間違いなく私が映っていた。

……逃げた方がいいよね?

鋭い眼付きに身の危険を察知した私は頭の中で“緊急逃走計画”を立てた。

……まず、『私は敵じゃない!!』って事をアピールしないといけないから……。

両手を上に挙げてみる?

ダメだ!!

それだったら、警察官と犯罪者みたいじゃん……。

どう見てもこの人に警察官役は似合わない。

あまりのミスマッチさにもし、吹き出してしまったら……。

私の命は本当に無くなってしまうかもしれない。

……どうしたらいいんだろう……。

あっ!!

笑顔とかは?

どんな悪人でも笑いかけてくる人には攻撃なんてしない気がする。

『あれ?コイツ知り合いか?』って思うかもしれないし……。

そうなればラッキーじゃん!!

この人が悩んでいる隙に全力疾走で逃げよう。
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