Pure Heart~葵とケンの物語~
Pure Heart~葵とケンの物語~

お礼2
発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:Pure Heart~葵とケンの物語~

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 17:43

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Pure Heart~葵とケンの物語~ 第2章 失望
「こちらこそ」

これがアツシとの出会いだった。

それから、アツシとは委員会で顔を合わせる度に言葉を交わすようになった。

あんなに嫌で堪らなかった委員会がいつの間にか待ち遠しくなっていた。
委員会は2時間弱。

その間、周りにバレない様にアツシとはたくさん話をした。

どこの小学校出身だとか

特徴のある先生の話だとか

聖鈴で有名な先輩の話だとか

好きな食べ物の話だとか

お互いの家族の話だとか

話し上手なアツシとの会話は途切れる事がなかった。

今まで家族以外の異性に名前で呼ばれたことなんてない私は、アツシに『葵』と名前で呼ばれる度に、鼓動が飛び跳ねた。

そのうち、アツシは廊下などで顔を合わせると話し掛けてくれるようになった。

ケイタイの番号とアドレスを交換して

夏休みには何度か2人で遊んだりもした。

2人で繁華街をブラブラと歩いたり

カラオケに行ったり

雑貨屋さんを見て回ったり

映画を見に行ったり

他愛もない一つ一つの事が、恋愛未経験者の私にとってみれば特別な事に想えたりした。

そして、秋を迎える頃、私はアツシに『付き合って欲しい』と告白された。

もちろん私は、『うん』と即答した。

生まれて初めて出来た彼氏という存在に私は完全に浮き足立っていた。

手を繋いで登下校したり

一緒にお昼ご飯を食べたり

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