Pure Heart~葵とケンの物語~
Pure Heart~葵とケンの物語~

お礼2
発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:Pure Heart~葵とケンの物語~

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 17:43

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Pure Heart~葵とケンの物語~ 第3章 雲の上にある太陽
「まだ、フェチの域には達していないはずだ」

「……」

「だからギリセーフだ」

私は全然、そんなこと思っていないのに

なぜか溝下 絢は力説している。

「ケンさん?」

海斗の声が聞こえたと思ったら、階段の上から顔を覗かせた。

私と溝下 絢に視線を向けると、ギョッとした表情を浮かべた。

「……ケンさん、なんで葵と抱き合ってんすか?」

……は?

抱き合ってる?

海斗の言葉で私は漸く自分が置かれている状況に気付いた。

どうやら、私と溝下 絢はここでぶつかりそうになったらしい。

長身の溝下 絢と155センチも無い私。

身長差がある所為で、私は溝下 絢の胸に飛び込む形になってしまったらしい。

倒れ込む私を支えようとしてくれたのか、溝下 絢の長い腕はしっかりと私の背中にまわされている。

「姉ちゃん、悪かったな。ケガしてねぇーか?」

「……はぁ……」

俯き気味に答える私の顔を溝下 絢は窺うように覗き込んでくる。

……ちょっ……近いんですけど……。

そんな溝下 絢の動きを封じてくれたのは

「ケンさん、葵は男に免疫がないんでそのくらいで勘弁してやってください」

なんとも聞き捨てならない海斗の言葉だった。

海斗の言葉が嘘か本当かって言ったら、それは間違いなく本当だけど……

その事実を弟に指摘されちゃうのってどうなんだろう?

しかも

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