Pure Heart~葵とケンの物語~
Pure Heart~葵とケンの物語~

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発行者:桜蓮
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ジャンル:恋愛
シリーズ:Pure Heart~葵とケンの物語~

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 17:43

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Pure Heart~葵とケンの物語~ 第14章 制裁と慈悲と罪と罰③
ケンさんは声を荒げたり

感情的になることもなく

どこまでも冷静だったらしい。

ケンさんがあまりにも冷静だったので、

逆に海斗が焦れたらしい。

だけど、ケンさんはやっぱりケンさんで……。

海斗にとって尊敬する人だと実感したらしい。

ケンさんの作戦に気付いた海斗は改めてケンさんを見直したと瞳を輝かせていた。

冷静に淡々としていたのは

アツシを感情的にする為。

B-BRANDの溜まり場という空間に緊張していたアツシ。

その緊張感を拭い去り

アツシを感情的にするにはケンさんのその態度が必要だったんだと海斗は語った。

「どうして、アツシを感情的にしなきゃいけなかったの?」

「ケンさん曰く話し合いをして、自分のペースに持っていくには相手を感情的にするのが一番てっとり早
いらしい」

「そうなの?」

「あぁ、現にあいつは冷静さを失うにつれて正常な判断すらできなくなって、あっという間にケンさんの
ペースに嵌った」

「へ……へぇ~」

「こっちが気の毒になるくらいあいつは追い詰められていた」

「……そう」

「あいつがどんなに粘っても、勝敗は決まっていたんだ」

「……」

「あいつは自分の言葉で自爆して、ケンさんの言葉に逃げ道を失った」

「……」

「そこでアウトだ」

「……」

「あいつはケンさんが提示した条件を飲まざるを得なくなった」
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