Pure Heart~葵とケンの物語~
Pure Heart~葵とケンの物語~

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発行者:桜蓮
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ジャンル:恋愛
シリーズ:Pure Heart~葵とケンの物語~

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 17:43

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Pure Heart~葵とケンの物語~ 第14章 制裁と慈悲と罪と罰③
「これ以上、ケンさんに対して失望したくないから」

私がこう言えば、海斗は絶対に全てを話してくれるって分かっていた。

「……葵……」

その証拠に焦りしかなかった海斗の瞳に覚悟の色が滲んでいたから……。

◆◆◆◆◆

それから海斗はポツリポツリと言葉を紡ぎ始めた。

「ケンさんがあいつを呼び出したのはB-BRANDの溜まり場だった」

「……」

「逃げるんじゃねぇーかと思ってたけど、あいつはやってきた」

「……」

「意外にも一人でな」

「溜まり場には……」

「あ?」

「溜まり場にはたくさんの人がいたの?」

B-BRANDの溜まり場なんだから、メンバーの人たちがいてもおかしくない。

ううん、いない方がおかしい。

そう考えた私の質問に海斗は不快そうに眉を顰めた。

「……ふざけんじゃねぇーぞ。 ケンさんがそんなセコい事をする訳ねぇーだろ」

「は?」

「あの時、あそこにいたのはケンさんと俺とあいつだけだ」

「は?」

「しかも、あいつが来る前に『話をするのは俺だから、なにがあっても口を挟むな』って散々釘を刺され
たし」


「え?」

海斗の言葉が信じられない私は相当間抜け面を晒していたに違いない。

そんな私に

「……おい、葵」

海斗は私が初めて聞くような低い声を出した。
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