Pure Heart~葵とケンの物語~
Pure Heart~葵とケンの物語~

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発行者:桜蓮
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ジャンル:恋愛
シリーズ:Pure Heart~葵とケンの物語~

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 17:43

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Pure Heart~葵とケンの物語~ 第14章 制裁と慈悲と罪と罰③
「葵?」

私の顔を怪訝そうにのぞき込むのは海斗だった。

「え?」

「なに、ボーっとしてんだ?」

「べ……別に」

「……てか、それ食わねぇーの?」

「は?」

「それだよ、それ」

海斗の視線の先にあるのは、私のお皿に載っているハンバーグだった。

「なんで?」

「食わねぇーなら、俺が貰おうと思って」

「……食べたいなら、どうぞ」

私は手を付けていないお皿を海斗に差し出した。

「マジ!? ラッキー」

海斗は自分のお皿に残っていた一口分のハンバーグを口の中に放り込むと私のお皿へと手を伸ばす。

海斗のお茶碗にはてんこ盛りのごはんが白い輝きを放っている。

このごはんだって既に3杯目。

ちょっと前までは私の方が食べていたはずなのに……。


てか、身長だってつい最近まで大して変わらなかったはずなのに……。

気付くといつの間にか頭1つ分以上の身長差ができていた。

「……そんなに見ても返さねぇーぞ」

「別に返して貰おうなんて思ってないし」

「てか、腹減ってねぇーの?」

「うん」

「どうせ、帰りになんか食ってきたんだろ?」

呆れ果てたように呟く海斗。

「……」

「今日もケンさんに送って貰ったんだろ」

「……」

「マジいい人だよな」
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