別話ゲーマーズフロント
別話ゲーマーズフロント

発行者:武上 渓
価格:章別決済
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ジャンル:SF

公開開始日:2014/01/03
最終更新日:2015/08/22 22:09

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別話ゲーマーズフロント 第1章 オールドタイプ
「まさか、こいつが動くとか?」
「動かす事も出来る。だがそれはロックされてる。兵器になるからな」
「それでも駄目だろ?なんでこんな物が日本に有るんだ?」
「リアリティの追求ってヤツだな。映像だと、現実にできない事も出来てしまう。そんな動き方したら壊れるとか無いからな」
「じゃあ動かして試験するのか?やっちゃ駄目だろ?」
「研究目的に限りで、許可を得た。結果データを政府に提供する条件付きだがな」
「なんで、お前が?」
「アメリカに内緒だからさ」
「なんで内緒なんだ?」
「こいつを実戦で使われないためさ。表向きパワードスーツの実戦配備は不可能になってる。だが、能登島秀彦が可能にしちまった。それを隠す必要がある。あくまで、ゲーム開発をしているって事でね。この新ゲームが出ないと、辻褄が合わない」
「それで。口が固くて、クリアできるテストプレイヤーが居るわけか?」
中島はメガネの真ん中を、右手で押し上げた。
「他に誰がいる?」
「オーケードライブしましょ」

開いているパワードスーツのサドルに腰掛けて、筒状のスリーブに手足を通す。
「両手の先にバーが有る。同時に握ると着装する。離すと除装する。着装してロックって言うと、離しても除装されない」
中島の指示通りバーを握り着装した。
目の前にモニターが点灯して、セットアップが始まった。チェックリストが出てクリアが点灯して行く。すべて点灯した。
ー引き続きシミュレーター起動します
機械的な女性の音声が流れる。
「ロック」
ー除装ロックしました 全周囲モニター起動
顔のまわりに、フロアの映像が映った。中島が見える。
「中島がチュートリアルやるのか?」
「いやいや。ここからリアル映像とゲーム画像を混ぜ込んでく!驚くぜ!」
中島はパワードスーツと繋がっているPCを操作した。
ブッーウーンー
上からモーター音がするので見上げると、天井が短冊形に分割されて開いてゆく。夜空が現れて、パワードスーツ母艦が浮いていた。文字が出た
→強襲揚陸艦ジュアンリコ
前を見ると、天井から吹き込む風で紙が舞うなか中島が笑っている。
「土畑ぁ~最高ですかぁ?」
「うれしくて死にそうだ」
ー母艦ビーコンを確認 着艦シークエンス オン オートを続行しますか?
「続行よろしく」
ー開始。ブースト跳躍Gに備えて下さい 3 2 1
パワードスーツは岐阜の夜空に舞い上がった。
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