別話ゲーマーズフロント
別話ゲーマーズフロント

発行者:武上 渓
価格:章別決済
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ジャンル:SF

公開開始日:2014/01/03
最終更新日:2015/08/22 22:09

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別話ゲーマーズフロント 第1章 オールドタイプ
名鉄岐阜駅は、JR岐阜駅前から見ると右手に有る。改札から空中歩道を歩いて2分とかからない。階段を降りて、送迎バスの停留所を探した。見ると、モニターが付いた案内板が見えた。
ーゲーマーズ フロント兵員輸送車神田町通り発着場
と書いて有る。
「なんだこりゃ。ゲームセンターに行くとは思えない」
さらにモニターには、ズラリと並んだリクライニングシートに寝そべったイケメンとギャルが、耳の装置に手を添えて、ニッコリ笑っている。画面上に文字が流れて行く
ー最新鋭!無線ラン中継機とイタリア製皮貼りリクライニングシート100台!!と、各種オリジナルゲーム50タイトルが君の到着を待っている!
「こりゃ危ない訓練施設だな……教育委員会がさっそく出入り禁止にするぞ」
あきれている土畑の前に、宇宙船風にペイントしたバスが入って来て停車した。
グンッ
乗車口のドアが開いた。中が見える。訳のわからない配管が張り巡らされていて、戦闘機のシート風の座席が有る。乗るのを躊躇していると、スピーカーから声が流れた。
「土畑さん?乗って下さい。発車します」
「はい……」
とりあえず乗るしかない。
運転手に一番近い席に座った。



「これマジですか?」
訳のわからない配管には、バルブハンドルが付いていて、蒸気が出たら回して下さいと書いてある。
「良い感じでしょ?ゲームセンターに行くぞって気分になりませんか?」
運転手は愉快そうに言った。
「むしろ生きて帰れるかなって気分です」
「えっ~?そうですか?乗ってくる暗い顔の子供や大人が、一気に弾けますけどね」
「そうなんですか……ある意味中島らしいですけど」
「中島社長は、ゲームセンターのダメ人間のたまり場みたいなイメージを、吹き飛ばしたいんだそうです。ダメな奴なんか世の中にはいない。活躍できる場所に居ないだけなんだって。自分が活躍できる場所を見つける場所にしたいんだそうです」
「だからオリジナルゲームなのか……」
「えぇ。クライムズの能登島さんが社長の考えに賛同して、ゲームを作ってくれてるんです。元気になりますよ!うちのゲームは」
タバコの吸殻と憂さの捨て場所を、人間再起の場所に?中島は普通じゃない。いや、俺達が間違っているのか?土畑は、蒸気の出たバルブを閉めながら考えた。

-次話!
-第2話ゲーマーズフロントに期待せよ!
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