別話ゲーマーズフロント
別話ゲーマーズフロント

発行者:武上 渓
価格:章別決済
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ジャンル:SF

公開開始日:2014/01/03
最終更新日:2015/08/22 22:09

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別話ゲーマーズフロント 第1章 オールドタイプ
ブッー ブッー
エビスのボケットで携帯がバイブした。5番ホームのエスカレーターに向かう列を離れて、携帯を開いた。
「はい。土畑です…」
-中島だけど…今どこぉ?
「JR岐阜駅」
-じゃあさぁ~鏡島大橋の南にさぁ~ゲーセンオープンしたから来てよ
「鏡島?今日バスなんだよ。鏡島なんて、めんどくさいよ。それにしても、ペットショップ開店したんだろ?大丈夫か?手~拡げ過ぎだろ?」
ーあれは5年前だよ。しっかり軌道に乗って新店長がバリバリ儲けてるよ…とにかくさぁ~新岐阜の名鉄前に~送迎バスの停留所が有るから…ゲーマーズフロントって名前だから、それに乗って来てよー



中島勝義。高校の時の同級生。俺は高校を卒業すると就職したが、中島は岐阜大学に進学した。その時のバイトのインターネットカフェの店長を皮切りに、経営者になり、ネットカフェを80店舗に増やし、さらに日本最大のドックランと最先端医療の動物病院を持つペットショップを開業した。去年ドックランで飼い主とペットが遭難して、大捜索が行われ、ニュースになった。
そんな彼だがテレビゲームは上手くない。飛び抜けて上手い訳ではないが、クリアー出来ないゲームは無い自分に、ゲームで行き詰まると電話を掛けてくる。同級生の中で最もいい加減な男が、最も成功した。そんな中島がゲームセンターを開店したと言う……。

「おまえ相変わらず凄いな……。でもゲームセンターなんて大丈夫か?ゲーム下手クソなのに」
ー違うんだなぁ。下手クソだから工夫できるんだよ。上手いヤツは、客層の一番多い下手クソの気持ちが解らないから失敗するのさ。上手いヤツは文句言っても通ってくるから、年2回まとめて改善すれば良いー

「それ問題発言。お客様に言うなよ!とにかく、ゲーマーズフロントだな?」
ーよろしくぅー
携帯を切って、名鉄岐阜駅前に向かった。
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