別話ゲーマーズフロント
第1章 オールドタイプ
「乱戦!同士討ちになるからビームは撃てない。これだけ居りゃあ、腕振ってるだけで楽勝だ」
ーアクシデンタルオフサイド作戦部隊。合流まで30秒
「それまでに、あの黄線に一撃入れる」
サーベル腰溜めにして構えた。
「このまま衝突する」
ーコリュージョンコース入りました。衝突まで10秒
相手も気付いて緑色のサーベルを抜いた。
しかし、後方にバックスイングした。
「斬り合いしてる暇はない!」
敵機が大きくなり、細部まで見分けられる。
回避が遅れた敵機にサーベルごと衝突した。
「右機動!次!」
スリーブを引いてサーベルを抜き、右の縞模様の頭部を切断した。
ー撃破1。行動不能1。後8。
「上機動!直上から鳥の紋章をやる」
ー下方牽制ミサイル。味方識別信号を確認。通信回線を開きます。
『待たせてすまない。凄い機体だな』
「ありがとうございます!忙しいんで、後でゆっくりお願いします!」
「了解!幸運を!」
ー右7機との間に弾幕。鳥の紋章孤立
「プロは違う。右肩を斬る!」
鳥の紋章は慌てたのか、右腕にビームライフルを抜いた。
直上から投影範囲を最小にて、真上で制動、右肩をサーベルで払った。
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