ワイバーンギフ
ワイバーンギフ

発行者:武上 渓
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ジャンル:SF

公開開始日:2013/12/31
最終更新日:2014/01/01 10:26

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ワイバーンギフ 第1章 誕生前夜
マネジャーは、突然業務を停止させ、会議をやりクレームを投げつける事が仕事ではない。現場に外部情報を与える事が仕事である。そして現場の情報を得る事も忘れてはならない
ーカナダ・マギル大学教授 ハフナー ロバートソン



おれに言わせりゃあ。代表は用具係とやってる事はさほどかわらんわな。違うのは、俺がなにげなく言った馬鹿っ話が翌日には、改善点として実行されている事やな。
-自称最終学歴北方自動車学校。クラブハウス備品管理係長 雄総辰之助



-第6話岐阜ワイバーンギフ始動!



認可申請自体は書類審査の結果待ちになっていた。
一年目も11月に突入し、進展の無さはこの上もなかったが、相変わらず膝肩くんの指が動くのを眺める日々だった。
「カズさん。書類審査は担当者突ついた方がよくないですか?」
「微妙ね~。プレッシャー掛けて上手く行く可能性は低いんだって。むしろ認可見送りになった方が通る可能性があるらしいって」
「能登島さんのゲーム筐体は通ったんでしょ?」
「なんでも、新しい担当者が前の担当者のライバルだったらしいよ。あっけなく通ったって」
「じゃあ能登島さんが動いても問題ないですね」
「それがガチガチの巨人ファンで、サッカーに興味が無いらしいの」
「むしろ知らない方が良いでしょう。なまじっか知識と思い入れが無い方が」
「だと良いけど…!ちょっと!」
「どうしました?」
膝肩くんの右膝が縮んでいた。
「オーッ!いつの間に?」
「伸ばせる?」
ゆっくりとだが右膝が伸びてゆく。
「左は?左は?」
左も縮んで伸びた。
「もう一回やって」
一時間近く、繰り返して笑いあった。


「お~来たな膝肩くん!」
秀彦おじさんがそう言って、入ってくるまで飽きずに私達は繰り返していた。
「カズ!いいニュースだぞ!」
「まさか!」
「そうだ!書類審査の担当官が補足説明をするように言ってきたぞ!」
またしても私は固まった。
「まだ喜ぶなよ!悪いニュースが有る。担当官は、クラブの視察をしたいと言ってきた。それに当たってマスコミを集めて記者会見を開いて、クラブ設立を発表するようにと要求してきた」
「秀彦おじさん。私には、良いニュースが聞き取れなかったんだけど?」
「何言ってるんだ!書類審査で却下する物に、補足説明なんか要求する訳ないだろ?担当官は通すつもりだ。記者会見が成功すればな…」
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