ワイバーンギフ
ワイバーンギフ

発行者:武上 渓
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ジャンル:SF

公開開始日:2013/12/31
最終更新日:2014/01/01 10:26

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ワイバーンギフ 第1章 誕生前夜
能登島代表?詩人じゃあないな…配管作業員でもない。強いて云うなら、置屋(おきや)のやり手ババアだな
~岐阜ワイバーンギフ初代副代表井之口政雄



-第5話暫定代表就任?



1年目。クラブは未認可の機器を使っており。事実上違法だった。膝肩くんの親指は可動域を増しながら、他の指を巻き込みつつ半年で、骨格的な可動域を獲得した。しかし足の指だけで出来る事はあまり無い。季節は夏休みが終わり秋になろうとしていた。秋風とは程遠いー残暑と云うー夏と変わらない季節だ。
私は膝肩くんの部屋に自転車で通いログインしていた。つまりクラブは極秘で有り、家の両親は膝肩くんと健全な交際をしていると思っていた。弟は何かおかしいと感じていたようだ。弟の試合を膝肩くんと見に行った時、こう言った。
「恋人って言うよりマネージャーみたいだね」
私達はキャプテンシーについて、激論を交わしていたからだ。キャプテンとはオーケストラの指揮者のようなものだと云う私に対して、彼は真っ向から否定した。オーケストラ全員が間違った音を出しても決然と正しい音を出して、追随させる第一バイオリンがキャプテンだ。指揮者は続行するか?演奏を止める事しかできないのだと。
当時私は、流行りのピーター ドラッカーを読んでおり。悪い事に間違った解釈をしていた。つまり、クラブ代表なんてやらせちゃいけない人だった。しかし、その日はやって来た。



私達は、スポーツドリンク入りボトルから出ているチューブをくわえてログインしていた。クラブで吸う真似をすれば、飲めるテクニックを会得していたのだ。ネットプロサッカー協会が発足すると、これは禁止された。気道に吸い込む危険が有る事と、試合中プレイしながら水分補給が可能になる為だった。
いつものように、膝肩くんが足の指を動かしていると
コンッ コンッ
ノックする音がした。
振り返ると、秀彦おじさんが立っていた。
「いらっしゃい!珍しく入ってきたんだね?」
黄色いユニホームにサッカーシューズまで履いている。
「デバックも兼ねてな。どうだ?ユニホーム作ってみたんだけど?」
私は胸のマークに目がいった。真ん中に塔を2つ持った城があり、上には鷹が舞い降り、両側に獅子が居る。下にはワイバーンが横たわり、囲むように細長い帯がありGifu wyverngifuと書かれている。
「マーク良いかも…」
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