Negative Reaction2
Negative Reaction2
成人向完結
発行者:とりさん
価格:章別決済
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ジャンル:その他
シリーズ:Negative Reaction

公開開始日:2013/11/27
最終更新日:---

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Negative Reaction2 第3章 Phase2
 先生は、叱りもしなかった。明日やってこられるわね、と笑顔で言った。具合でも悪かったの? とも。
 後ろの物珍しそうな視線が嫌だった。ロクちゃんも見てるはずだ。汚れた素足を机に無造作に上げていた。担任は若い女の先生で、いつも泥だらけのロクちゃんの側に寄るのも嫌ならしかった。僕は、学校でやってから帰ります、と答えた。家に帰ると、手につかないだろう。放課後、何をされるかにもよるけど……。

 けど、その日は、誰も僕に声をかけてこなかった。それがかえって不気味だった。僕は放課後、三、四十分で宿題を終わらせて、先生の机に置き、職員室に顔だけ出して、校舎を出た。

 校門の影に、ロクちゃんがいた。
 「ロクちゃん……」
 「おう」
 僕はうつむいた。
 「何でそんなしょげてんねん。そんなかもてほしかったんか?」
 からかいの口調だ。僕はカッとしたらしい。気づいたらロクちゃんを睨んでいた。
 「こわい目するやん」
 ロクちゃんは軽くニッと笑った。三年生の頃のあの愛嬌のある面影が、少しだけのぞいた。そしてもたれていた背中を門柱から離して、言ったんだ。
 「これからうちに遊びに行ってもええ?」
 どういうつもりなんだろう? ただ、断われないってことは、ロクちゃんの目を見ればわかった。
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