陵辱・望まない絶頂・ザ・ミラー
陵辱・望まない絶頂・ザ・ミラー
成人向
発行者:乱
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ジャンル:その他

公開開始日:2013/09/05
最終更新日:2013/09/05 08:32

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陵辱・望まない絶頂・ザ・ミラー 第1章 北条遙編・序
「廊下を走るなって言ってんだろ!」
聖堂館の校内に坂木の怒号が飛ぶ。
「まったくガキがっ!」
悪態をつきながら坂木は職員室へと向かっていた。
ふと坂木は1人の生徒を見つけた。
それは北条遙だった。
遙は影の薄い少年ではあったが、
坂木は特別に目をかけていた。
恩も感じていた。
遙力なく歩いている。
どこかに向かうというよりは、
ただぶらぶらしている感じだった。
「遙君」
「坂木先生?」
「どうした?元気がないぞ」
「え…あ…はい…」
「悩みなら相談に乗るぞ」
「坂木先生…」
「おいおい随分深刻だな」
「それは…」
「ちょっと来い」
「あ…はい」
遙はこの学校で坂木を教師として見る数少ない生徒の1人だった。
なによりそんな坂木を信頼していた。
坂木はその信頼に応えたかった。
恩も返したかった。

2人は生徒指導室にいた。
大きな机を挟んで2人は座っている。
「話してくれないか?」
「あの…坂木先生に言うことじゃ…」
「言ってみろ、少しは手助けできる」
「あの…その…振られたんです」
「なに!?」
「告白して…」
「そっそうか…」
坂木は戸惑った。
こういった相談を受けたことが今までになかったのだ。
皆坂木を嫌っているからだ。
遙は自分を教師と慕う生徒だ。
力になりたいと思った。
「しかし遙君を振るとはなんて女だ」
「あ…いえ…僕なんか…」
「いや、君は良い男さ」
遙は少し戸惑っているようだった。
「君を振った女ってのは誰なんだ?」
「そ…それは…」
「まったくとんでもない女だな」
「いっいえ…そんなことは…」
「この聖堂館なのかい?」
「はっはい…」
遙はここで間を作るとある人物の名前を坂木に伝えた。
それは、
「新山利恵さんです」
「なっなにぃ!?」
坂木は驚愕した。
まさかここでその名前が出るとは思わなかったのだ。
「そうですよね、僕なんかが…」
「あ…いや…違う、そういうんじゃ…」
その時チャイムが鳴った。
昼休みを告げるものだった。
遙が席を立つ。
「坂木先生…僕教室に戻ります」
「あ…ああ」
そして生徒指導室には、
坂木だけがぽつんと残された。
坂木はどうしたものかと思った。
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