みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第22章 第二十二話 謎の少年
「すぐに病院連れて行ってあげるから我慢して! すぐだから! 」右肩に走る激痛さえ亮輔と初めて寝た日から比べればなんて事ない。
「お金ないし無理だよ。それに裸だからお兄ちゃんの方こそ疑われるよ? 僕は大丈夫だからどこかに置いて行って」ゆっくり左手の力を抜いて僕の背中から仰け反り自分で落ちようとしてる。
「何言ってんの! 誰も血が繋がってないからって誰も大事にしてないと思うな! 昨日までは誰も居なかったかもしれない! でも、今はここに居る! 君が死んだり悲しんだりしたら僕だって悲しいよ! だから一緒に逃げてるんだ! 僕も血の繋がってる人間なんてさっきの屋敷に居た馬鹿な女だけだよ! 俺の家では血なんて繋がってる人誰も居ないけど! それでも! 僕にとっては大事な家族なんだ! 他に誰も居ないんだ! 血の繋がりなんて関係ない! 皆が必要としてくれてるから、僕が必要としてるからあの家に帰るんだ! 君は僕の事必要ない?! 例えここで一緒に捕まって殺されようと僕は君を離しはしない! 置いて行きはしない! 僕にとって君は大事な友達だから!! 」自分と少年の気持ちが重なったような気がして涙が溢れてくる。
彼だけを叱咤してる訳ではなく、自分自身も叱咤していた。
辛さ・悲しさ・苦しさ・憤り全て負の感情が僕にも纏わりついてくる。
それでも僕が少年の手を離したら彼はそれこそ誰も何も信じるものを無くしてしまう。
そっちの方が僕には堪えられそうにない。
ここで命落としても亮輔怒らないでね。
少年が居なかったら絶対に死んでたんだから。
少年は僕の背中に抱きつき声を必死で殺して泣いてた。
まるで初めて人に抱きついて安心しながら泣いたあの頃の僕のように……
いつの間にかビデオカメラは落としてた。
それでも、今はビデオカメラなんか気にしていられない。
後にはひけない。この子を助けれるのは僕しか居ないんだから!
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