みんな・愛してるよ
第21章 第二十一話 襲い来る闇
「安心しな。坊主。今入れたのは媚薬の原液で作った特製の座薬じゃけ。一日二日したらもうお前は男のモノなしじゃ生きられんほど我慢できんごとなるけんな」汚い面で舌を出し、僕の頬を舐め上げてくる。
その後、男たちで、板にベルトのついたようなものを持ってきて、その上に僕を縛り付ける。
呼吸が苦しくて抵抗なんて出来やしない。
このまま僕、死んじゃうのかな?
死ぬ時は亮輔の腕の中がよかったな。
四・五年前に見た闇が僕を包んでくる。
未だに捕らえた獲物を逃さないと言いたげに。
お前はまだまだ苦しむのだと言ってるように。
男たちは全員僕だけ置いて出て行った。
それから数分後、身体が急激に体温を上げていく。
苦しくて切なくて亮輔が今すぐ欲しくて、たまらない。
(亮輔。亮輔の欲しいよ。熱くて固くて気持ちいいモノ欲しいよ)僕のものはしっかりと反応を示して立ち上がってる。
亮輔に触れてもらえると信じて。
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