みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第15章 第十五話 亮輔の気持ち 優夜の言葉
仕方なしにアドレス帳から母さんの電話番号を選択して掛ける。
何度かの呼び出しベルがなって母さんが出た。
「優夜? 大丈夫なの? 亮輔は? ちゃんと隣に居る? 」少し位落ち着けよ。
「大丈夫。それに亮輔も隣に居るよ。でも……」やっぱりすぐに元通りみたいに話せない。
だって俺は家族の誰とも血が繋がってないんだもん。
「よかったー。優夜が無事で。とりあえず落ち着いたら帰ってきなさい! 落ち着くまでは亮輔の口座にお金振りこんでおくから。判った? 」半強制? 母さんよ。いつの間に。
「わ、わかった」電話を切り、亮輔兄ちゃんの方をチラッと垣間見ると、デレデレいやらしい笑い顔をしてた。
「亮輔! お母さんがね! 落ち着くまでこっちに居ろって! わかった!? 聞こえた!? 」いやらしい笑いを何とか止めさせたくて亮輔の耳元、大音量で叫んでやった。
(フン! 僕の事ほったらかして、そんな紙にデレデレしちゃってさ! まさかあのいやらしい笑いは……もしかして……いや、もしかしなくても……初めてのチョメチョメなんじゃ……)ってそれはだめー!
無理やり亮輔の手から紙の束を取り上げさっさと破り捨てる。
「優夜! 折角読んでたのに何で破り捨てるの? ってなんで泣いてるわけ? 」
「破り捨てるの当たり前だろ? だって亮輔俺の事なんてどうでも良いいみたいに見ることだけに集中しちゃってさ」もう涙なんて止まんないよ。
「わかった。わかったから泣くなって。優夜」慌てふためきながらギューっと抱きしめてくれる。
とりあえず泣き続ける俺を連れて近くのホテルに誘ってくれた。

ホテルの部屋に着き、頭を優しくナデナデされながら、ゆっくりと話しされる。
「優夜。これ見て出て行っちゃったんだろう? 」少し暗い顔。
俺の胸の奥がキューっと締め付けられる。
「うん」コクンと頷く。本当の事だから。
「こんな事気にするなよ。俺は血が繋がってないからって優夜の事嫌いになったりしてない」しっかりと俺の目を見ながら言ってくる。だけど、だけど、普通に避けられてたのは何故?
「本当に? 」多分今の俺は恐怖を感じた目をしてたんだろうと思う。
「本当」ニッコリ笑いながら言ってくれるけど、どうしても納得できない。
嫌いになってないんだったらどうしてあそこまで避ける? 
なんで部屋に鍵掛けてまで避ける? 
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