みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第12章 第十二話 国久の怒りと亮輔の悲しみ
「それよりも! どうなの? 亮輔! 」逃がさないよといわんが如く優夜の手は既に枕を上に振りかざし、今にも亮輔に鉄槌を落とすべく振り下ろされそうだった。
「わ、わかったよ。はぁー。全部言うからその手下ろして。えっとね、国久君とその時話した事は簡単だよ。優夜の性格。それだけ。」さすがにあのマシンガンを目前に何度も経験していた亮輔が優夜に勝てる事は無いのだろう。
尻に敷かれてるな。
「本当? 帰って確かめて嘘だったら判ってるんだろうね? 国久に口止めしたって無駄だよ? ぬいぐるみ沢山持っていって国久に詰め寄るんだから! 今のうちだったら許してやらないことも無いけど? 」
「確かめていいよ。嘘は言ってないから」ハァーと安堵のため息をつくとそのまま話を続ける。
「それで、話は飛ぶけど、優夜が家出したあの日の八時位だったかな突然国久君が血相変えて飛び込んできたんだ」さすがにここは身振り手振りで状況の大変さを優夜に訴える。
「え? 僕が家出した日って。もしかして……」
「もしかしてって何かあったの? 僕も言ったんだから優夜もちゃんと言ってくれるよね? 」さすがに気持ちを知られたくないが、相手の気持ちは凄く気になる。何をされた?アイツ優夜の事好きだからレイプでもしかねない。もしかしてそれで優夜は帰ってこなかったんだろうか?
「告白された。それだけ」シュンと何故か優夜が項垂れる。
「それで? 優夜はなんて答えたの? 」もしかしていいよなんて答えたんじゃないだろうな? そんな事言ってたら奴は絶対俺の手で潰す!俺の可愛い優夜を毒牙に掛けようとは許せん!
「別に。ごめんって言っただけ。それより! 話の続きはどうなるの?! 」これ以上聞き出されたくなくて優夜は話を戻す。
「それで国久君は急に殴りかかってきて、告白されたんだったら知ってるだろ? 国久君の気持ち。国久君は僕の事が許せなかったんだと思うな。優夜の一番近くに居たのに急にその大事な場所を掻っ攫っていって、その上ノホホンとそこに兄としてのさぼり続ける僕を」そこまで言うと優夜の瞳に炎がメラメラと燃え広がるのが見える。
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