みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第11章 第十一話 お帰り優夜 そしてデート?
僕が目覚めた時、頬を優しく撫でる手。心配そうに覗き込んでくる瞳。そして優しく僕を呼ぶ声。
何で戻ってきちゃったんだろう。
何で……また辛いだけかもしれないこの場所に戻ってきちゃったんだろう。
どうして。どうしてそんなに優しく撫でるの? なんで優しく僕を呼ぶの? そんなことされたら僕亮輔にだけは馬鹿なままだから勘違いしちゃうよ? 亮輔も僕の事好きなんだって。
ゆっくりと涙が落ちる。それを優しく名前を呼んでた唇が啄ばみさらっていく。僕の悲しみを全て無くしてあげると言いたそうに。
「大丈夫? 優夜」その唇は大事な人を呼ぶように優しく囁く。
「亮輔? ここ何処? んと、なんでここに居るの? 」聞きたい事は山ほどある。
でも、今はまだ言っちゃいけないこと、口に出してしまえば全て壊れてしまう事も一杯あるのだ。
下手に口を開くわけにはいかない。
「ここはね、一緒に遊園地に遊びに来たんだよ。そして一緒に遊園地の近くのホテルにいるの。判った? 」優しく不安がらないように注意しながら言ってくれるのが言葉の節々に見える。
「ふーん。そっか。亮輔兄ちゃんと一緒なら何処でも良いや」ニッコリ微笑みながら夢心地のままの僕は告げる。
そこで僕の異変に気付いたのだろう。僕が亮輔を呼ぶ時の呼び方が違う事を。
そっと僕は抱き起こされた。昨日までの僕なら嫌そうな顔しながら、それでも静かに耐えて居たはず。
(え? 僕一人で起きれるよ! でも、夢ならいいよね? 抱きついても夢なら誰も怒らないよね? )静かに亮輔に手を差し伸べ大好きな亮輔の匂いに包まれながらその体を二度と離したくないと告げるようにそっと、そして力強く抱きしめる。
「お帰り、優夜。ずっとずっと寂しかったんだからな! これ以上心配させるな! お前はここに、俺の隣に居ていいんだから」静かに流れる涙、初めて亮輔が泣くのを見た。その涙を見たとき僕の心がキューっと告げてくる。二度とその大事な手を離すんじゃないんだぞと。
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