みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第96章 第九十六話 俺の弟
俺の弟は最高にモテる。
何かが出来る訳でもないし取り柄もない筈なのにモテるんだ。
理由が何なのかは俺でも判る。
たった一つの武器しか持ってない弟なのだから。
その武器って言うのが、『カワイイ』これだけ。
俺にとっては弟がモテるのは自慢なんだけど、時々むかつく。
毎日告白されては振ってその当て付けのように俺の所に女の子が相談に来るのだ。
いつの間にかファンクラブも出来上がっている程人気でそのファンクラブに男も混ざってる噂を聞いたとか聞いていないとか。
男女関係なくモテるんだ。
心配? 全然してないよ。
だって…もうすぐ判るから。
どうして俺が心配なんてしないのかがね……

「お兄ちゃーーーーん! また変な人が下駄箱で待ってるぅー! 」大きな目に涙をいっぱい溜めてまだ授業の終っていない俺の教室に何も気にする事無く飛び込んでくる。
サラサラの栗毛色した髪に大きな瞳、ふっくら柔らかそうで少しだけピンク色の頬。
極めつけと言いたい位に背格好や顔に似合ってるオーバーオール。
オーバーオールの下から着ているトレーナーが幼さをかもし出してる。
これが俺の弟。
甘えん坊で寂しがり屋。泣き虫で怒りん坊。
こんな甘ったれた弟でもカワイイから仕方がない。
放っとけば俺も楽なんだろうけどそうは問屋が卸しちゃくれない。
問屋の原型はこれ。
「竜哉君。授業なんていいから早く用事済ませて戻ってきなさい」眼鏡を格好つけて中指で押し上げながら言い放つ担任の先生も何処となく頬が薄く染まってる。
でも、クラスメートも先生も皆知ってるんだ。
俺達兄弟が『異父兄弟』って事。
弟の美優《みゆう》を助けてるうちにいつの間にか俺の評判だけが悪くなった様な気がしないでもない。
俺に対しての周りの印象は近付き難《にく》いとか話し掛け難いとかそういうダーク? な印象が強いらしかった。
そんな俺でも大事な友達が一人だけ居る。
「美優ちゃん。今日は中学生? 高校生? それとも変な大人? 相手は何人? 」茶化すように言い始めた彼こそ俺の親友《マブダチ》の道也《みちや》だ。
幼馴染で美優とも一緒によく遊んでくれる。
俺の相談とかも聞いて貰ったり道也の相談を聞いたりする位、仲が良い。
必死に掴んで離そうとしない美優にそっと声を掛ける。
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