みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第95章 第九十五話 妊娠と出産それぞれの思い
ピンポーン……
呼び出し音が満天の星空たちを迎え入れるように鳴る。
十秒もしないうちに玄関の門が自動で開く。
僕達三人は一度お互いに顔を見合わせると足を踏み入れた。
「いらっしゃい。優輔、退院おめでとう」暖かく迎えてくれる優夜お父さん。
「おめでとう。でも、これから怪我とか注意しろよ」言葉は少しきついけど僕の事を真剣に心配してくれてる亮輔お父さん。
どっちのお父さんも優しくて暖かくて大好き。
リビングで並べられた大量の料理を皆でつつく。
食事も終わりに差し掛かり始めた頃、健吾が口を開く。
「大変言いにくいんですが、亮輔さん。優輔に僕達の子供産ませてあげて下さい」両側に座る健吾と靖隆が頭を床に付きそうな程下げるのを見て僕も慌てて頭を下げる。
「僕達って事は二人子供産ませたいのか? 」声のトーンが下がる。
これは怒ってる時の口調。
「それがどれだけ危険なのか判ってますけど、どうしても産ませてあげたいんです」靖隆の後を引き継ぐように健吾が言う。
「亮輔お父さん。お願いします。僕どうしても二人の子供欲しい。お願い」真剣に頼む僕に亮輔お父さんは一言だけ答えてくれる。
「駄目だ」
「何でっ! 危険だから? 命に関わるから? 」頭を上げた時に目に溜まってた涙が膝の上に置いた手に落ちていく。
「優夜から聞かなかったのか? 一人の子供を産むだけでも危険なのに二人も産んだ場合八割近くの死亡率がマウス実験で出てるんだぞ? 」亮輔お父さんの声が大きくなり始めた時静かに様子を見てた優夜お父さんが口を開いた。
「亮輔。まぁ、いいじゃない。産ませてあげれば。そんなに僕達の息子はやわじゃないよ」にこやかに言い切ってくれる。
「でもな、優夜。本当に危険なんだぞ! 下手をしたら優輔は居なくなるんだ! 」はっきり言われた『居なくなる』の言葉に恐怖心が沸々《ふつふつ》と沸き起こってきた。
「亮輔。そのマウス実験だけどちゃんと一匹産んだ後で休憩あげた? 女性の体でも連続で出産はきついと思うよ? 」
「そ…それは……」口篭る亮輔お父さんにしてやったりの顔をしてる優夜お父さんが詰め寄る。
「して無いんでしょ? そんな所が亮輔抜けてるの。それに優輔はもう覚悟決めてるんだから僕達が色々言っても蚊帳《かや》の外の虫みたいなものだよ」その時の優夜お父さんが笑った笑顔だけは一生忘れないと思う位優しく微笑んでた。
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