みんな・愛してるよ
みんな・愛してるよ
成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
みんな・愛してるよ 第92章 第九十二話 幻? 現実?
『誰だ? お前。こんな時間に中学生が出歩いてんじゃねーぞ! 』首根っこを掴まれて道の端へと投げ飛ばされる。

(えっ? 健吾だよね? 今の健吾の声だもん。健吾の温もりだし健吾の声で健吾の顔だもん。僕が間違えるはずなんて無いんだから)
「僕の事忘れる健吾なんて大嫌いっ! 嫌い嫌い嫌いーーーーーーーー! だーーーーーいっ嫌い! 」小学生がするように口をイーって伸ばしてそのまま走り去る。
家に帰り着いても流れ続けていた涙を止めれなかった。

それから昼も夜も関係なく毎日健吾と会った場所に立ち続ける。
靖隆は他人の空似だろうって言ってたけど、僕には判るんだ。
口は悪かったけど絶対に健吾だよ。
僕の大好きで大嫌いな健吾だったよ。
また健吾に会えると思うから。
「ストーカーか? お前」突然問い掛けられる声に目を向ける。
「違う。健吾探してるの。僕の事忘れるような大嫌いな健吾探してるの」目の前の健吾に答えた。
「優輔とか言ったっけ? お前の知ってる健吾って奴が居なくなったのは何時なんだ? 」素っ気無い質問。
「十一年前」僕も素っ気無く答える。
「健兄ちゃんって随分昔に呼ばれてたって母親が言ってたんだけど……お前知らないよな」
僕の中で直感から確信へと変わるには十分過ぎる言葉だった。
「知ってる! その人探してるの! 僕の事忘れちゃった大嫌いな人。覚えてない? 僕の事。あんなに三人で愛し合ってたのに」堪えきれず目の端から一筋涙が零れ落ちる。
「その時の俺どんなだった? 」
「優しくて暖かくて大好きだよ。僕の前から居なくなった時約束破ったけど……それでも、大好き」
「約束? 」
「三人でこれからもずっと一緒に楽しくやって行こうねって約束。僕と健吾と靖隆の三人でした約束」
突然健吾の体が倒れ掛かってきてすぐに支える。
そのまま地面に仰向けで寝かせると声を掛けた。
374
最初 前へ 371372373374375376377 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ