みんな・愛してるよ
みんな・愛してるよ
成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
みんな・愛してるよ 第90章 第九十話 嵐の前の静けさ
それから数日間僕は自分の誕生日の事も忘れてずっと落ち込んでいた。
大好きな健吾と嘘吐いて別れて健吾にも悪い事したと自覚し始める。
幼馴染であり大事な従兄弟である醇ちゃんに対して幸せになって欲しいと思う気持ち。
恋人であり今でも大好きな健吾に対して申し訳ない気持ち。
この二つが今僕の中で暴れ回ってる。
どちらも僕にとっては同じ位大事で掛け替えの無い存在。
あれから学校に行っても健吾に会う事はたった一度も無かった。
会いたい。でも、会えない。会っちゃいけない。
苦しい。辛い。胸が張り裂けそうで息苦しくって僕は健吾に別れを告げてから一週間後に倒れた。

病院のベットの上で静かに横になってると考えたくない事も考えてしまう。
(健吾元気にしてるかな? ここ最近ずっと顔見てないけど大丈夫かな? )ここ最近こればかり考えてる。
寝ても覚めてもずっと健吾の事。
まるで僕の思考回路が全部健吾に繋がってるみたい。
(靖隆…元気かな? )靖隆も暫く会ってない。
もしかして僕二人から嫌われちゃったのかな?
嫌だな。病室のドアがノックされて開け放たれる。
「優輔。大丈夫か! 」顔から血の気が無くなってる様な表情の靖隆が飛び込んできた。
「大丈夫。ちょっと疲れただけだから」何とか作り笑いで誤魔化そうとする。
「あのな、前にお前の兄ちゃんから自分で話し始めるまで待ってろって言われたけど、優輔が倒れる位悩んでてそれでも待っててやる程俺は優しくないからな」真剣な目をして僕に伝える。
僕はそれから少しずつ話し始めた。醇ちゃんから気持ちを打ち明けられてどう思ってどんな風に考えたのか。
最後の一言まで靖隆は静かに聞いてくれた。
「そうか。そういう事があったのか。でもよ、それだと俺や健吾って優輔の何? 」少しだけ声のトーンが低くなる。
「…彼氏」消え入りそうな声で答えた。
「そうだよな。だとすると、優輔や醇ちゃんや俺が健吾の好きな人決めていい訳ないよな? 」
「うん」靖隆が言ってる事判る。
僕も自分が健吾や靖隆好きだもん。
367
最初 前へ 364365366367368369370 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ