みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第89章 第八十九話 離別
そのままお兄ちゃんの部屋を後にすると自分の部屋に行き布団に顔を埋めて泣き始める。
朝方寝れなかったからなのか僕はそのまま眠ってしまった。

「優輔…優輔」優しく揺すられてゆっくり目が覚めてくる。
「晩御飯出来たから一緒に食べよう」タイミング良く僕のお腹が何か食べさせろと催促し始めた。
お兄ちゃんと一緒にリビングに下りると何故か光啓兄ちゃんが居る。
(あれ? 今日って僕のお家にお泊りの日だったっけ? )
食事もちゃんと三人前用意されてて多分今日はお泊りの日なのだろうと勝手に推測する。
「優輔どうした? なんか今日はやけに暗いな」光啓兄ちゃんがガシガシと頭がふらふらする位撫で始めてくる。
「光啓! いらん事言うとそのまま追い出すよ! 」光啓兄ちゃんの後頭部をソファーにあったはずのクッションで軽めに叩く。
「本当に優輔の事になったらいっつも克俊はおっかないんだから…優輔も早く俺の安泰の為に機嫌直せよ? 」大らかに笑うと光啓兄ちゃんの手が僕の頭から離れる。
いつもと違って何も言わない食事。
誰一人として口を開こうとはしない。
ただ黙々と自分の前に置かれているご飯を食べるだけ。
ご飯も食べ終わるとお風呂にお湯を張って食器を洗うお兄ちゃんに食べ終わったお皿を持っていく。
「お兄ちゃん。ごめんなさい。ちゃんと落ち着いたら話すから。それまで待って貰っていい? 」今の僕には精一杯の言葉。
「いいよ。いつでも待ってるから話したくなったら聞かせて」優しく微笑むと洗い終わったお皿を僕に渡してくれる。
お皿を拭いて食器棚に直していく。
その後暖かいお風呂に一人で入って、その日の夜は僕の寂しさを消す事も無く僕の気持ちに残したまま更けていくのだった。
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