みんな・愛してるよ
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発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第88章 第八十八話 好敵手(ライバル)
「健兄ちゃん居るんでしょ? 」懐かしい響き。優夜お父さんが起きる一年くらい前に僕たちと一緒に遊んでくれていた優しいお兄ちゃん。
そのお兄ちゃんの事を僕達は『健兄ちゃん』と呼んでいたんだ。
だけど、健兄ちゃんは引っ越していったはずだから居ない。
「健兄ちゃん居ないよ。健吾先輩なら居るけど……」似てるって言っても名前だけ。
髪型や輪郭他にも背格好まで違うんだ。
健吾が昔遊んでくれた健兄ちゃんな訳ないもん。
健兄ちゃんは少し太ってて色んな遊びを教えてくれたんだ。
砂のお城作るの健兄ちゃん上手かったんだよ。
それに健兄ちゃんは他の同級生よりも背が低くてでも、凄く優しかったんだ。
「優輔。どうした? 誰かお客さんか? 」リビングから靖隆が出てきた後ろで健吾も出てくる。
「やっぱり健兄ちゃんだ! 健兄ちゃん久しぶり。元気にしてた? いつ戻ってきたの? 連絡くれたら良かったのに」矢継ぎ早に繰り出す醇ちゃんはちょっと怖かった。
「ジュンちゃんって優輔が言ってた醇ちゃんの事だったの? え? って事は優輔ってあの暗かったユウちゃん? 」あれ? もしかしなくても健吾って健兄ちゃんだったの?
でもでも、健兄ちゃんとは随分違うんだけど……
「でも、本当に健吾が健兄ちゃんなの? だってあの頃の面影全くないよ? 」何となく疑問に思った事を口に出すと健吾が静かになる。
「確かに健兄ちゃんの面影ないけど僕判る。健兄ちゃんはこの人だよ。だって鼻の横にホクロあって目の端に小さいホクロが二つあるもん」醇ちゃんが健吾の顔に指をあてながら説明してくれる。
「優輔。もしかしてずっと寝てるお父さんって優夜さんの事なのか? 」醇ちゃんの頭を撫でながら僕に聞く。
「うん。優夜お父さんの事だよ。健吾と会う暫く前に起きたの」醇ちゃんの頭を撫でる手を恨めし気に見つめながら答える。
「そっかぁ。良かったな。また三人で砂のお城とか作るか? お前達二人共好きだったもんな。それにしても優輔の雰囲気が全然変わってて気付かなかった」醇ちゃんから手を離して僕の頭を撫でてくれるけど何だか嫌だ。
優しくて大きな手で僕の大好きな手だけどすっごく僕的には不愉快。
そのままリビングに向かう。
「醇ちゃん晩御飯食べた? 食べてなかったら一緒に食べよう」どっちにしても明日の朝の分まで仕上げてたんだ。
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