みんな・愛してるよ
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発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第88章 第八十八話 好敵手(ライバル)
今僕は台所で指から血を流しては絆創膏を貼り付け再び失敗しては水で冷やしドタバタと料理を作ってる。
何度か二人交代で覗きに来ては手伝おうか?と声を掛けてくれるのだがそのままリビングへ追い返す。
僕が作ろうとしてるのはほうれん草のバター炒めとハンバーグとコーンポタージュと白ご飯。
そして怪我してるのは玉葱のみじん切りに失敗し続けてるからなの。
もう指中痛くって大変。
今からでも康宏おじちゃんに手伝って貰った方がいいかな? なんて弱音も出てきそうだけどやっぱり好きな人の手料理って嬉しいと思うんだ。
だから僕が今日は作るの。
僕の誕生日には健吾と靖隆で作ってもらおうっと。
リビングから何故か響いてくる二人のクシャミ。
二人の事を気遣いながらもこれ以上痛い思いをしたくないから料理に集中する。
玉葱をやっとの思いでみじん切りにして次は玉葱をサラダ油で炒めていく。
炒め終わるとそのままボールに移し冷ましつつひき肉と混ぜ始める。
ここまでは僕もあんまりこだわらない。
塩コショウまではね。
その後形を作る時に徹底的に空気を抜いていく。
綺麗に抜ききれるまで抜き続けるんだ。
そしたら肉汁はあんまりないけどハンバーグの美味しさが詰まった状態で美味しく食べれる。
全部作り終わるまで三時間も掛かっちゃったけど初めての一人で作った料理にしては上出来かな?
「お待たせ。って時間掛かり過ぎちゃった。ごめんね」二人共キッチンにある出来上がった物を運んで手伝い始めてくれる。
でも、運ぶのは二つだけ。
僕の分は食器棚に隠してる。
だって指に付けた絆創膏見られたくないんだもん。
「あれ? 一人分足りないぞ? 」僕の顔を見て不思議そうに首を傾げる。
「皆で一緒に食べるよな? 」二人で続く会話。
そして沈黙。
「あの、僕は後で一人で食べる。ダメ…? 」必死に両手をズボンの後ろポケットに隠し続ける。
二人で僕の後ろへ回り込み僕の手をポケットから引きずり出そうと躍起になり始めた頃突然チャイムが鳴る。
もう夜中の十時過ぎなのに誰?
僕は覗き窓まで届かないからそのままチェーンして開ける。
「どちら様? 」開けた後吃驚して一回閉めるとチェーンを外し再度玄関のドアを開け放つ。
そこに居たのは醇ちゃんだった。
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