みんな・愛してるよ
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発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第86章 第八十六話 初めての……
以上の三つがお約束事。
そしてお兄ちゃんとのお約束は本当は僕と先輩達を付き合わせたくないんだって。でも、一つのお約束を守る事で僕達はお兄ちゃんも公認になった。
そのお約束は学校の日は僕が遅刻しそうになったら起こしてもいいけど、デートの日だけはどれだけ遅刻しようと起こさない。これだけ。
だから今日の大遅刻は僕のせい。
二人共ごめんなさい。
心の中で謝りつつ皆を部屋から追い出す。
だって、お兄ちゃんはまだいいけど、先輩達に着替えなんて見られたら恥ずかし過ぎて死んじゃう!
部屋のドアを閉める前、覗かないように念を押す。
寝る前に何度も確認してちゃんと決めてたんだけどいざデートが目の前になると急に不安になるんだもん。
一人で洋服入れを並べ、洋服を散らかしながらどれがいいか考える。
だって、初デートだもん。やっぱり可愛く見られたい。
今日の洋服は長袖チェックのシャツ。その上から首元がフカフカの細い毛のついてる白色ジャンバー。
そしてズボンの柄は迷彩だけど色は緑じゃなくて灰色系。靴は白でお気に入りのスニーカー。
デートの準備をしてる途中何度か靖隆が何着てもいいから早くしろよって催促来たけどあんまり気にせず自分の気が済む物を選ぶまでに起きた時間から更に一時間が経過していた。
そうだった。帽子どれにしよう?
十分位かかって決まったのはニット帽の黄色。
他の色じゃ暗すぎるんだもん。
折角頑張って明るい服装にしたんだから帽子だけ暗い感じじゃ勿体無い。
「おまたせ。どう? 」ドアを開けて一回クルンと回り、感想をねだる。
これで微妙ならもう一回選び直す!
「いいんじゃないか? 」早くデートに行きたいのだろう。適当に相槌を打つ靖隆に少し拗ねる。
「えっと……」何故か健吾はその後数分何も喋ってくれない。
滑った! この格好絶対滑った!
「選びなおす! 」半分泣きそうになりながら部屋に再び引き篭もろうとする僕を二人掛りで必死に止めてくる。
「十分可愛いから。頼むからそろそろデート行こうぜ」靖隆判ってない。僕が初デートって凄く緊張してるのに。
「さっきのは、可愛すぎて何て言ったらいいのか迷ってただけで……」健吾、フォローになってないよ。
選び直すと叫び続ける僕を引き摺る様に両脇から二人に抱え込まれ僕の初デートの火蓋が切って落とされた。
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