みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第86章 第八十六話 初めての……
まどろみの中から現実の世界に戻ってくるのはあまりに早かった。
頭の近くで五月蝿く鳴り響く携帯電話。
そう。僕を引き戻してきたのはこいつ。
もっと夢の中でもいいから健吾と靖隆二人に甘えたかったな。
夢でならあんな恥ずかしい事でも行動出来るのに。
未だに五月蝿い携帯を枕元にある充電器から取り外して誰から掛かってきているかも確認せずに通話ボタンを押す。
「もしもしぃー。誰? 」寝ぼけたままの声で問い掛けた電話口から眠気も一気に吹き飛んでしまう声が聞こえてくる。
「優輔。いつまで待たせる気? それとも僕達にもう飽きちゃった? 」少し寂しげな健吾の声。
昨日のバレンタインは夢じゃなかったんだ。
僕二人と夢の最後にデートの約束してた。
勉強机の上にある時計に目を向けると既にお昼前の十一時。
約束は確か、朝の九時だったはず。
二時間遅刻?
こんな大寝坊初めてだよぉ!
「ちがっ! 健吾ごめん。昨日嬉しくて眠ったの朝方で、その、あの、えっと、飽きたとかじゃなくてっ、本当にごめんなさい」必死に謝るんだけど何から謝ったらいいのか判んなくなっていく僕に健吾は優しく声を掛けてくれた。
「いいよ。どうせ待ち合わせ場所で待ちくたびれて今は優輔の部屋の前だし」何だか今日の健吾意地悪。
「全く! 初デートでよくいびきなんてかいて寝てられるね。その神経が凄いよ」部屋のドアがノックも無く開け放たれ、お兄ちゃんと彼氏二人が入ってくる。
いや、彼氏じゃなくて先輩二人!
彼氏だなんて恥ずかしいよ。
自分で思った事に自分で否定しながらも何処か嬉しかった。
「付き合い始めて二日目で振られたと思ってたんだからな」僕のおでこを小突く靖隆。
「今日はもう半日しかないから近場で済ませようか」優しく頭を撫でながら囁いてくれる健吾。
二人共性格は全然似てないけど二人共昨日僕と付き合い始めた一番大好きな人。
優夜お父さんから付き合うのってお金が一杯いるから支援してあげると言ってくれて今日のデートも可能になった。
でも、お父さんとの約束で夕方の五時までには帰り着く事。どうしても遅くなるようだったら連絡して八時までに玄関のドアに入っておく事。八時回った時に居なかったり遅くなりそうで五時までに帰りつけない時はその場で付き合う為のお金の支援は無くして自分達のお小遣いの範囲で付き合う事。
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