みんな・愛してるよ
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発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第9章 第九話 消えた優夜と消えた恋心
目が覚めると僕は何故か自分のベットで寝ていた。
(もしかしてこれは僕が勝手に想像した空想? この場所で自覚したこの気持ちを手放したくないから作り上げた幻覚? それともここは本当に天国で、僕はもう亮輔の腕の中には戻れないのかな? )
そっと体を起こし、目を擦る。
そこで自分が亮輔と一緒に寝たあの時のパジャマを着ている事に気付く。
あの日と同じパジャマを着てるだけで体が勝手に高まり、優夜を狂わせていく。
「おはよう。優夜。全くびっくりしたよ。優夜は帰ってこないし、探したら初めて会ったホテルの近くで倒れて意識ないし」少し機嫌の悪い亮輔の声が聞こえてくる。
(え? 何で亮輔がここに居るの? これも僕の想像とか幻覚なの? )
「おはよう」それだけ返事をすると、そのままベットから降りて、着替え、また懲りずに外に出ようとする。
「何処に行くんだ? また帰ってこないつもりなのか? そんなことしたら今度こそ結婚の話無くなるぞ? 」怒ってもないし抑揚も無くただ冷たく言い放つだけの言葉。
「何で? 何で結婚がなくなるの? それに何で僕を連れて帰ってきたの」目が覚めてから抑えてた涙がポロポロと零れだしそのままストンと重力にこれ以上逆らえないように座り込む。
(もう嫌われちゃったのかな? 愛想尽かされちゃったのかな? もう亮輔兄ちゃん抱きしめてくれないのかな? また甘えちゃってる。亮輔兄ちゃんにとって僕ってもう必要ない存在なの? どうして僕はここにいるの? )もう頭の中ぐちゃぐちゃで何も考えられない。自分のこの想っちゃいけない気持ちをどう抑えていいのかも判らない。
座り込んだままグズグズ泣き続け、何を思ったのかゆっくり立ち上がりそのまま勉強机まで夢遊病者みたいにフラフラと歩み寄る。
(僕がこんな所に居ちゃいけない。今の僕がこんな所に居たら邪魔なだけだから。隠してる自分の気持ちばれてお母さんや亮輔の幸せ壊さないうちに居なくならなくちゃ)ゆっくりと引き出しを開け、カッターナイフを取り出し自分の左手に添える。
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