みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第84章 第八十四話 歩み寄る気持ち
お昼休みに五年三組の教室にいつも通り行く。
今日は何か相談なんかじゃなくて僕の思いを伝える為に。
だけど、二人とも居なかった。
図書室も運動場も保健室も思い当たる場所全部探しても居ない。
掃除も帰りの会も終わって校門前でずっと待つ。
こうなったら出てくるまで待ってやる!
空も茜色に染まっても出てくる人は知らない人ばかり。
何百人も帰っていく人ごみの中でただ二人だけを待つ。
僕がずっとずっと一緒に居たい人。
ゆっくりと暗くなってゆく空を見てポケットに入ってる携帯を取り出す。
アドレスからお兄ちゃんの番号に電話を掛けた。
「優輔! 一体何処に居るんだ? 」お兄ちゃんの心配そうな声が聞こえる。
「ごめんなさい。今日帰り遅くなる。もしかしたら帰れないかも」何時来るのかも判らない二人をずっと待つ。
約束もしてなければ二人に僕がここに居る事も伝えてないけど二人が来るまで待たないとずっと逢えない気がした。
その後の電話は適当にはぐらかして切ると、ポケットにしまう。
ただ伝えたい思いがあるだけ。それだけなのに。
どんどん暗くなっていく空を見つめながら待ち続ける。
先生達が校門を帰って行く度に声を掛けていく。
その声すら面倒に答え始めた頃遠くの方から声が聞こえる。
「優輔! お前一週間の間にどれだけ心配掛ければ気が済むんだ! 」汗だくになりながら走ってくるお兄ちゃん。
「ごめんなさい。でも…どうしても。ちゃんと伝えたかったの」
「お父さん達には優輔が一緒に泊まってるって言ってるから知ってるのは僕だけだけどもう夜の七時だよ? 」不安気に告げてくるお兄ちゃんに手を引かれていく。
これ以上お兄ちゃんに我侭を言って嫌われたくない。
学校近くの公園に連れて行かれる。
地面だけ見てたから気付かなかったけどいつの間にか別の道に入り込んでた。
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