みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第81章 第八十一話 二人目の先輩
だって笑ってる時のヤス先輩はこんなに柔らかく笑えるんだもん。
「屋上着いたぞ。行こうぜ。可愛い下級生を餌食にしてる怪物倒しに。優輔も頑張るか? 無理にとは言わないけど」健吾先輩が僕の頭を優しく撫でる。
「うん。だって僕が意気地ないからこんな事になったんだもん! お父さんにまで心配掛けちゃったもん」自分の気持ちを正直に言うと二人の先輩は顔一杯に微笑んで僕の両ほっぺにチューしてきた。
そのまま屋上へ出るドアが健吾先輩の手によって開かれる。
夕日に染まる屋上。
風は冷たくて、澄み切った空。そして綺麗な風景と似合わない先輩達がいた。
「まだ来ねーな。一年坊。明日でも懲らしめに行くか」
「そうっすね。約束はちゃんと守ってもらわないと……」先輩達の顔は見えないけど、緩やかな風が言葉を運んでくる。
僕を下ろしてくれると三人で一歩ずつ歩み寄る。
怖いグループに近付くと合計十人位固まってた。
「僕そんなにお小遣いないもん。だから渡せない! 」大きな声ではっきり断る。
振り返る怒り狂った怖い顔。
にっこり笑ってる僕の両側の先輩二人。
「へぇ。一人で来るのが怖くて護衛でも頼んだのか」僕の髪の毛を掴むと無理やり上を向かせられた。
怖かったけど、もう後には引けないから必死に睨みつける。
いきなり顔につばをかけられた。
ばっちくてズボンのポケットからティッシュを出そうとした時にいきなり右ほっぺに衝撃が走る。
叩かれたと思った時には涙が溢れてた。
「泣くな! 」隣から降りてくる声。
「よそ見してるんじゃねーよ」突然僕の髪を掴んでた先輩が手を離してお腹を押さえる。
「てめっ! 卑怯者が」苦しそうに吐く言葉に冷たい言葉が投げられた。
「卑怯者はどっちだ? 下級生に寄って集(たか)ってカツアゲなんて古い事してんじゃねーよ」急に僕の体が後ろから引っ張られる。
後ろを振り返るとヤス先輩が後ろから引っ張ったみたい。
僕の顔があった場所に健吾先輩の足がある。
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