みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第78章 第七十八話 風邪と羨望と……
僕が持っていた筈のプリントがいつの間にか消えていた。
昨日の夜階段に忘れてたのに。
階段をいくら探しても見つからない。
どこかに消えてしまってても問題は無いんだよね。
ただ単に来てくれないだけで。
少しだけ項垂れながらホクホクのご飯とスクランブルエッグとベーコンを食べながら考える。
優夜お父さんは朝一で病院へ帰ったらしい。当然亮輔お父さんはお仕事。
今家に居るのはお兄ちゃんと僕。
そして、いつも通りだとパンで済ませる朝食も優夜お父さんが病院に帰る前に作ってくれたご飯食べてる。
「優輔。今日僕日直だからもう行くけど、ちゃんと鍵締めて遅刻しないように行くんだよ? いいね」一ヶ月に一回はこの言葉を聞く。
「判った。いってらっしゃい」右手でお箸を使い器用にご飯を口に運びながら左手で手を振る。
(本当は誰か来て欲しいんだけどな。多分醇ちゃんも康宏おじちゃんくるだろうし)少しだけブルーになりながらランドセルをからうとそのまま学校へと向かう為に家の玄関を開けた。
「優輔君おはよう。昨日はごめんなさい! 」家を一歩出た途端声を掛けられて吃驚《びっくり》した僕は声のした方へ顔を向けるとそこに居たのは琴美ちゃん。
「いいよ。気にしないで。それよりも授業参観誰が来るの? 」昨日の話をすると琴美ちゃんが嫌な気持ちになる気がしてわざと話題を変える。
「えっとね、私の所はお母さんが来る。優輔君は? 」いつもの明るい笑顔に戻った琴美ちゃんが聞いてきたけど、正直あんまり僕は言いたくない。
だって、お父さん達忙しいもん。お兄ちゃんは学校だし、優夜お父さんは病院でしょ? 
「たぶん僕の所は誰も来ないよ」吹っ切れたように笑顔で答えながら、学校までの道程を一緒に歩く。
たまに一緒に笑い合ったり言葉が詰まったりしたけど、それでも一人で無言のまま行くよりは楽しかった。
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