みんな・愛してるよ
みんな・愛してるよ
成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
みんな・愛してるよ 第73章 第七十三話 必要な無茶
看護士さん達の居るお部屋の前に着くと僕は大きな声でお父さんから頼まれていた事を伝える。
「お父さんがお部屋に来てくださいって言ってました。お願いしますっ」そのまま僕は皆が待ってる待合室へと向かう。
居た居た。トコトコ皆に向かって歩いていくと一番最初に気付いたのは康宏おじちゃん。
「康宏おじちゃん。あのね、優夜お父さんが二十分後に来てって言ってたよ」僕はお兄ちゃんの隣の空いてる席によじ登って腰を据《す》える。
「優輔は優夜お父さんと今までどんな事話してたんだ? お兄ちゃんにも教えろよ」脇をこそぐられてお腹が捩《よじ》れるほど苦しかったけど頑張って耐えた。
「お兄ちゃんでもこれは言えない。僕と優夜お父さんとの秘密なの」お腹を押さえながら必死に言う。
僕がお腹を押さえている間にいつの間にか康宏おじちゃんが居なくなってる。
何となくさっきお父さんと話してた事が気に掛かる僕はお兄ちゃんが光啓お兄ちゃんと醇ちゃんを構ってる隣を抜き足差し足忍び足でこっそり抜ける。
お父さんの部屋へ向かう途中担当の先生が私服で階段を駆け上がって僕の前に姿を現した。
先生の袖を掴んで引き止めると僕は何があったのか聞く。
「先生。どうしたの? そんなに急いで。お父さんに何かあったの? 」もしかして僕が話したからお父さんの状態が悪くなったんじゃないのかと心配で問い詰める。
「大丈夫だよ。お父さんは元気だから。ちょっと用事が出来たから来ただけだからね。だから安心してお兄ちゃん達と一緒にお話しててくれると先生も助かるな」優しく微笑む先生は凄く優しい。僕なんてお父さんに初めてお話した時から格好悪かったのに。
いいなと思いながらそっと先生の袖を離してバイバイと手を振り、一旦後ろを向いてお兄ちゃん達の所に戻る振りをすると先生は慌ててお父さんの病室を目指す。
まだまだ心の中では不安一杯の僕はそのまま回れ右をしてトコトコとお父さんの部屋を目指すと廊下に康宏おじちゃんと看護士さんと先生が何か話してた。
「何とか外泊だけでもお願いできないでしょうか? 無茶な事ばかり言ってるのは判ってるんですけど、今日だけは行かせてあげたいんです」先生達に頭を下げ、必死に何かを頼み込んでる康宏おじちゃん。
顎に手を添えて真剣に何かを考えている先生。
何とか引きとめようと説得する看護士さん。
308
最初 前へ 305306307308309310311 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ