みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第72章 第七十二話 優夜お父さん
「でもね、亮輔兄ちゃんに小学校から電話があって仕事全てほったらかして出かけちゃった」暢気(のんき)にサラッと流してしまった康宏おじちゃん。
僕とお兄ちゃんは唖然としたまま康宏おじちゃんを見る。
おじちゃんは何かいけない事言った? と言いたげにこっちを見てるけど取り消しが効かない以上、後の祭り。
少しだけ間を置いて優夜お父さんが言ってくる。
「優輔。そこに座って。悪いんだけど僕と優輔だけにして貰ってもいいかな? 」何となく言われた一言に僕はただ呆然。
お兄ちゃんが康宏おじちゃんに腕時計を指差して人差し指でバッテンを作ったのが見えた。
見えない火花を飛ばしてる間に光啓兄ちゃんが割り込んで仲裁しようと一生懸命奮闘してる。
「二人で話がしたいんだけど……いいよね? 」にっこり微笑んだまま聞いてきたお父さんに僕はただ頷いた。
(もう隠し事しなくていいんだよね? そしたらもっと一杯お父さんとお話したい)
他の人達はみんな病室から出て行く。
パイプ椅子にノソノソよじ登って優夜お父さんが目覚めた時のようにチョコンと座る。
「優輔。学校で何があった? 正直に話してごらん」優しく聞いてくる言葉に、お父さんが初めて話し掛けてくれた時の事を聞かれてたんだと何となく恥ずかしかった。
「えっと、怒らない? 」何となく怒られそうで問い返す。
「怒る必要があると思えば怒るし、怒らなくていいことだったら僕は怒らないよ」少しだけ微笑んでくれた優しい笑顔につられる様にポツリポツリと話し始める。
「あのね、今日学校の授業が終わった後でクラスメイトが僕の前に来てね」思い出すだけで悔しくてムカついて胸の中がモヤモヤしてお父さんの悪口言った事まだ許せなくて涙が出てくるほど嫌で、でも、そんな友達を持った自分がもっと嫌で笑顔で居たいのに勝手に涙が溢れてくる。
「うん。それでどうしたの? 」
「それでね、その子が僕に言ってきたの。僕にはお母さんが居なくてお父さんが二人も居る変態親子だって。だから僕その子殴っちゃったの」まだ殴り足りない。もっと殴っておけばよかった。
こんなのお父さんが傷つく。僕よりももっともっと嫌な思いする。
「そっか。優輔。人を殴っちゃいけないことくらい判ってるよね? ちゃんと殴った事明日会った時に謝るんだよ?! いいね? 」
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