みんな・愛してるよ
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成人向アフィリエイトOK
発行者:カオス
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ジャンル:恋愛
シリーズ:大好きだよ

公開開始日:2010/07/21
最終更新日:2012/03/12 22:53

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みんな・愛してるよ 第71章 第七十一話 僕の大好きな家族
「ごめん。寄りたい所あるから。また今度な。それと明日にはちゃんとマフラー返してね。大事なマフラーだから」それだけ言うとそのまま校門を走りぬけ、目的地に向かって走り出す。
僕の目的地は学校から走って十五分くらいした所にある病院。
病院にはもう一人のお父さんが居る。
優夜お父さん。
優夜お父さんは僕が生まれる前から眠ったままなんだって、この前お兄ちゃんが言ってた。
その時にお兄ちゃんが僕とお兄ちゃんは血が繋がってないって言ってたんだけど良く判んない。
僕にとってはお兄ちゃんはお兄ちゃんで一人だけなのにね。
息を切らせながら着いた病院の中に入って今度はゆっくり歩く。
病院に入る前にいつも携帯の電源を切って入るってお兄ちゃんとのお約束だからポケットに入っている携帯電話の電源を切る。
優夜お父さんの病室に入り、パイプ椅子にチョコンと座る。
いつも僕は泣きたくなったらここに来るんだ。
一度も声を聞いた事も目が開いている所も見た事ないけど、優夜お父さんにだったら話してみたい。
凄く優しくて穏やかな人なんだって。
これも、お兄ちゃんに聞いたんだけどね。
だんだん涙が出てきた。
悔しくてムカついて、もっと一杯殴ってやれば良かった。亮輔お父さんに迷惑掛けたくなかったのに。
お兄ちゃんから怒られるかな? 
でも、でも、僕は……
「僕じゃないもん。僕は悪くない。あの子が悪いんだ。僕…悪くないよね? 」一人静かに呟く。
誰も聞いてくれる人も居ない。でも、優夜お父さんに聞いて欲しい。怒られるかもしれないけど、それでもいいから一度でいいからお話したい。お兄ちゃんの事や亮輔お父さんの事。そして優夜お父さんの事。
色んな事お話したい。
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